基礎代謝

基礎代謝とは?

基礎代謝(きそたいしゃ)をひとことで言えば。
人間が生きていくのに最低限必要な機能を維持するためのエネルギーのことです。

何もせずじっとしていても、人間は生きていくためにエネルギーを必要とします。
寝ている間にも、呼吸をして、心臓は動き、血液は流れ、身体の細胞は動いています。

つまり、肉体的・精神的に安静であるときにも、わずかに活動している呼吸器、心臓(10%)、肝臓(27%)、腎臓(7%)、筋肉(18%)、脳(19%)、神経その他最小のエネルギー代謝を合計したものです。

基礎代謝のエネルギー消費量

基礎代謝の一般的な数値は、
成人男性で1日1200〜1600kcal
成人女性で1000kcal〜1300kcal程度です。

生命を維持するための「基礎代謝(60〜70%)」のほかに、運動で消費する「運動誘発性体熱産生(20〜30%)」、食事でも使われる「食事誘発性体熱産生(DIT反応)(10%)」の大きくは3つにわけられます。

年齢・性別による基礎代謝は?

基礎代謝量は年齢と性別によって大きく違います。
男女とも基礎代謝は10代をピークに、年齢とともに少しずつ減り、40代を過ぎると急激に低下します。

20歳前の成長期で男性約1500kcal/日、女性約1200kcal/日のピークを迎えた後、徐々に減っていきます。
40歳前後で男性約1450、女性約1150に一気に下降してしまいます。
50歳前後では男性約1400、女性約1100にまで下がっていきます。

その結果、年をとっても若い頃と同じような食事量をとっていると、急に太ってしまうことになり、中年以降は太りやすい体に変わっていくのです。
 

基礎代謝とダイエットの関係